生活習慣病の「療養計画書」とは?(シリーズ糖尿病71)2024年7月26日(金)行徳新聞
生活習慣病は「食習慣・運動習慣・休養・喫煙・飲酒等の生活習慣が、その発症や進行に関与する疾患」とされ、糖尿病、高血圧、脂質異常症は三大生活習慣病などと言われます。つまり生活習慣そのものが病気に影響を与えるので、日頃から食事や飲酒に注意して適度な運動を心がけ、ストレスを溜めない生活を送ることでその進行や悪化を防げるということです。
先月から始まった生活習慣病に対する「療養計画書」作成ですが、これは現時点の検査結果から「問題点」を抽出し、それらを改善するための「目標」を患者さんと一緒に考えます。そして具体的に心がけるべきことを食事・運動・たばこ・その他各項目の中で細かく考えます。療養計画書は今後も概ね4ヶ月に1回作り直す予定です。国からの指導で始まったことではありますが、理にかなった方法と言えると思います。
現在は良い薬も沢山あるので最終的には薬に頼ることも必要なのですが、まずは生活習慣の是正からやりなさいということですね。
体重(kg)を身長(m)で2回割った数値=BMI(Body Mass Index、体格指数)
では、BMI25以上→肥満、18.5以下→やせ、(22が標準体重)、となります。
BMI25以上の方は減量することが必要で、それだけでもかなりの改善が期待できます。