世に「健康十訓」なるものが出回っております。江戸時代の横井也有が残した養生訓という話もありますが、真相は定かではありません。それはさておき、内容そのものは大変的を得ており素晴らしいものと思われますので、ここに紹介させていただきます。

少肉多菜(肉は控えめ野菜をたくさん、肥満を防止)
小塩多酢(塩分少なく酢を多く、高血圧予防)
少糖多果(甘いものは、砂糖より果実で楽しく)
少衣多浴(うす着、風呂好き、丈夫な身体)
少言多行(口つつしんで、よく身体を動かせ)
少食多噛(よく噛んで、腹八分目にする)
少欲多施(何事も欲ばらず、他人のために尽くせ)
少憂多眠(くよくよするより、よく眠りストレス解消)
少車多歩(車を使わず、「歩け歩け」は全身運動)
少憤多笑(腹を立てず、笑う門には福来たる)

以上ですが、見れば見るほど納得でき奥が深い内容と思います。糖尿病を始め、高血圧、脂質異常症、メタボリックシンドロームなどの「生活習慣病」に有効な基本療法(食事療法と運動療法)そのものですね。さらにはエイジングケアにも有効でしょうし、抵抗力、免疫力を高め肺炎や癌の予防にもなる「病気にならない生活法」そのものと言えそうですね。

わたなべ糖内科クリニック