Month: 2021年2月

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    新型コロナウイルス禍における糖尿病コントロール  〜血糖コントロールは?〜(シリーズ「糖尿病㊾)2020年11月27日(金)行徳新聞

    新型コロナウイルス感染が再び増えてきています。従来の風邪やインフルエンザと違い、感染して症状が現れ体調が悪くなる1日以上前に感染力が最も高くなることもあって予防しにくいです。

    糖尿病の人は重症化しやすいと言われます。糖尿病でコントロールが悪ければ、感染に対する身体の抵抗力、免疫能が落ちますから、感染症にかかりやすく重症化しやすいことは確かです。ただし、年齢によらず血糖コントロールが良好であれば、新型コロナによる合併症のリスクが高まることはないとの報告もあります。HbA1cが適度に保たれていれば、重症化のリスクは糖尿病でない人と同程度ということです。

    感染予防のためにも普段から良好な血糖コントロールを保っておくことが大事で、そのためには飲み薬やインスリンを中断しないこと、定期的な検査を怠らないこと。また、外出を自粛する結果、活動量の低下のみならず社会的な孤立もすすみやすくなる。そのためには、動かない時間を減らし、自宅でも出来るちょっとした運動を取り入れることも必要。

    しかし、重症化リスクの高い人にとって最も重要なことは何よりも感染しないこと。①マスクを着用し、②こまめに手を洗い、③手で触れる共有部分を消毒し、④換気をし、⑤身体的距離を保ち、⑥人混みを避ける、ことを守りましょう。

    2021.02.05

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    腸内細菌のバランス  〜メタボリックシンドロームを予防、改善?〜(シリーズ「糖尿病㊿)2021年1月21日(金)行徳新聞

    ヒトの腸内には100兆個以上の細菌が生息しており人間と共生関係にあります。近年これら腸内細菌が人間に色々な働きがけをしていて、様々な病気と関係することが分かって来ました。

    腸内細菌の集まり(腸内フローラと言います)には善玉菌、悪玉菌、日和見菌があり、そのバランスが崩れることが様々な病気に関連すると言われます。食習慣がこのバランスに最も影響し、米を中心とした低脂肪、高食物繊維の和食を食べている人は、肉を中心とした高脂肪、高蛋白の洋食ばかり食べている人より便中の善玉菌が多く悪玉菌が少なかったという報告があります。また腸内細菌のバランスが肥満に影響するという報告もありました。

    インスリンの働きが悪くなり動脈硬化を引き起こすとされるメタボリックシンドロームも腸内細菌のバランスが影響するという報告もあります。腸内細菌やそれが産生する毒素(エンドトキシン)は通常腸管の壁でブロックされて血液中に入れませんが、腸内細菌のバランス異常によりこのバリアが壊れ、血中に入り全身に運ばれインスリンが働く臓器(肝臓、筋肉、脂肪組織)で慢性炎症を起こすことでインスリンの働きが悪くなり、将来メタボになるという話です。

    腸内環境を整えるには日々の食事が最も重要で、食物繊維を多く摂る、プロバイオティクス(ヨーグルトや乳酸菌飲料)やプレバイオティクス(オリゴ糖、一部の食物繊維など)摂取も推奨されます。

     

    2021.02.05

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