シリーズ糖尿病

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    待ったなし!糖尿病合併症について  〜しめじ? えのき?〜(シリーズ「糖尿病」㊶)2019年7月26日(金)行徳新聞

    糖尿病の合併症、「しめじ・えのき」と覚えましょう。「しめじ」は、し:神経障害、め:眼(網膜症);じ:腎臓(腎症)でいわゆる3大合併症を、また「えのき」は、え:壊疽、の:脳梗塞、き:狭心症・心筋梗塞を表し、動脈硬化の結果起きうる重大な合併症になります。

    糖尿病治療で一番大事なことは合併症を起こさないこと、もしくは既にある合併症をそれ以上進行させないことです。そのためには、HbA1cは7%未満に下げるべきであるし、またLDLコレステロールを120 mg/dL以下、血圧は130/80 mmHg以下に維持すべきです。

    もし、これらデータが悪ければ薬を使ってでも下げるべきです。要はデータ次第、データが悪いまま続けば、いずれは合併症で後悔する可能性が高くなります。そのためには、薬も必要。薬を使わなくてもデータが良ければそれでいいし、データが良くなれば薬をやめることも出来る。薬開始を躊躇しているうちに数ヶ月〜数年の歳月が経過してしまい、いつの間にか合併症が進んでしまうかもしれません。

    薬を使うか、使わないかが問題ではありません。要はデータを良くすること。合併症を起こさないとされる基準値まで下げ、それを維持していくことが最も大事なのです。

     

     

    2019.07.27

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